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今更、昨秋の琳派展

久々に投稿したくなって、昨秋の「琳派展」(京都国立博物館)について。

二回も行ったのだ。
一回目は決死の覚悟で、子連れ、夜間開館、「風神雷神図」宗達、光琳、抱一揃えぶみ。
という強行軍。
まるりんが3人の描いた「風神雷神図」の展示を強く観たいと要望していたのだ。

まずは光悦、宗達のコーナーから。
実はまるりん、京都検定三級ホルダーなのだが「琳派って嫌いやわ」と勉強するたびに
毒づいていた。
そんな子供が、宗達の素晴らしさを知ったのです。
「鶴下絵和歌巻」の鶴の躍動に感動し、「蓮池水禽図」で水鳥の濡れ羽根に驚嘆し、「蔦の細道図屛風」
の洒脱さに息を呑み、「芥川図」のロマンティックなシーンを理解したのです。

そして「風神雷神図」コーナー。
もっとも人口密度が高く、大変な混み具合。
まるりんは三双並んだものが観たいと言っていたくせに、「宗達以外、下手やなー」と無邪気に
斬って捨てる。

もはや、こうなると、宗達のために来たと思うしかありません。
この日は結局、他の光琳以降の作者のものはほとんど観ず、もう一周光悦、宗達を鑑賞して
帰りました。

さて、二度目。
少しは空いていたし、前回の反省で、一番いいものを観るとあとの作品は観る気が失せるので、
時代を逆回りに観ることにする。
それが正解だったのですが、私としては、乾山がゆっくり観れてよかったし、鈴木其一の「夏秋渓流
図屛風」が観れたのが何よりの収穫。でも、其一の「柳に白鷺図屛風」だけはいっつも観るチャンスを
逃す。そこだけは心残りだった。
それと抱一の「夏秋草図屏風」はやっぱりいい。他の抱一作品は嫌いだけど、これだけは別格。
夏、秋それぞれの季節特有の空気が流れている感じに痺れる。

さて、まるりんは中村芳中という大阪の琳派の作家に惹かれる。
なんでも丸く描くのがこの人の特徴であるのだけど、丸っこい犬の絵に
まるりんは心奪われ、グッズ売り場で散財した。

もちろん最後は、さすが宗達、巧い、巧いと親子で堪能しました。

後日談ですが、うちにある画集を見せたら、光琳は「紅白梅図屏風」いいねーと言うておりました。
「燕子花図屏風」も。

自慢ですが、小さい頃からこういう美術の世界に触れさせているせいで、鑑賞眼は養われているよう
です。私的には「母親達よ、臆せず美術館へ!!」と言いたい。走って通り過ぎててもなにか感じると
思うから。

さてさて、今年も楽しみな美術展がチラホラ。
京博の「禅」展は言うに及ばず、神戸市博の「我が名は鶴亭」は超絶楽しみ。
東京でやる若冲の展覧会を観に行けなくても全然平気なくらいの、鶴亭の魅力です。
若冲と画題は共通するところ多しなのですが、巧さ、洗練は鶴亭のほうが上。

とはいえ、若冲観れなくてもいいけど、カラヴァッジョは観たい観たい観たいよ〜!!!
と、東京にやきもちをやくのだった。
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by kah-han | 2016-02-10 17:34 | こどもとびじゅつとれきし | Comments(0)